8章 プログラム言語 
 
8.1 プログラム言語の分類 
 
・プログラムについて 
	一口にプログラムと言っても、いろいろな種類があるが、ここではWEB上で動作するプログラムに限定して記述する。 
 
・WEB上のプログラム 
	WEBサーバアプリケーションをインストールしても、HTMLや画像は表示できるが、プログラムを動作させることはできない。プログラムを動作させる場合は、それぞれ必要となるプログラムエンジンをインストールし、プログラムを正しい場所に置く必要がある。 
	WEB上で、ユーザのアクセスに対し、自動的に実行されるものである。また、スケジューリングによって、指定した日時に自動的に動かすバッチ処理というプログラムもある。 
	サーバ側で動作するプログラムとクライアント側で動作するプログラムに分けられる。 
 
 
8.2 サーバ側アプリケーション 
 
・スクリプト言語 
	プログラム言語を書いて、そのままWEBサーバに置けば、プログラムのエンジンが自動的に処理してくれる言語のこと。 
	Perl、PHP、Active Server Pages(ASP)、Java Server Pages(JSP)、ColdFusion(CF) 
 
・コンパイル言語 
	プログラムを書いた後、コンパイルという、コンピュータ言語に翻訳する処理を必要とする言語のこと。 
	Javaサーブレットなど 
 
・CGI 
	Common Gateway Interfaceの略で、サーバ側プログラムのこと。基本的にスクリプト言語である。 
	Perl、C言語など 
 
 
8.3 クライアント側アプリケーション 
 
・スクリプト言語 
	ブラウザが実行するプログラム言語で、コンパイルの必要はない。 
	JavaScript、VBScriptなど 
 
・コンパイル言語 
	クライアントに動作させるプラグインがインストールされていれば誰でも実行できるプログラムのこと。ActiveXについては、IEのみデフォルトで動作可能。最近のブラウザであれば、ほとんど始めから主要なプラグインはインストールされている。 
	Javaアプレット、ActiveX、Flash、Shockwaveなど 
 
 
8.4 プログラムエンジン 
 
・プログラムエンジンとは 
	どんなプログラム言語でも、動作させるために必要となるのが、エンジンと呼ばれるアプリケーションである。WEBサーバに含まれている場合もある。 
	Javaサーブレット 			- Tomcatなど 
	ASP							- IIS(WEBサーバ) 
	ColdFusion					- ColdFusion(WEBサーバ) 
 
・インストール 
	使用する言語に合わせ、プログラムエンジンをインストールする必要がある。 
 
・設定 
	プログラムエンジンをインストールした後も、それぞれ必要に応じて設定を行う。文字コードの設定や、ライブラリの設定など。 
 
 
8.5 運用 
 
・プログラムエンジンの運用 
	プログラムエンジンのメンテナンスという意味では特に考慮する必要はないが、作成したプログラムにバグが発生した場合は、無償で修正するのが普通。 
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