13章 Application Service Provider(ASP) 
 
13.1 ASPについて 
 
・ASPとは 
	その名の通り、アプリケーションサービスを提供する人のこと。レンタル業者やプロバイダ、ASP専門業者が行っている。 
 
・ASPの種類 
	フリーツールの掲示板から、オンラインショップのような複雑なアプリケーションまで、様々なものがある。 
 
 
13.2 ASPの長所 
 
・コスト削減 
	プログラムを作成してもらうとなると、どうしても工数がかかってしまうため、費用がかかってしまう。掲示板程度であれば、無料で提供されているのが普通。 
 
・導入期間 
	これからプログラムを作成してもらうのではなく、すでにできているものを使用するので、導入が早い。 
 
 
13.3 ASPの短所 
 
・カスタマイズができない 
	すでに完成されているアプリケーションを使用するので、ある程度はカスタマイズできるものの、その企業のページにあったものを作成したり、データの詳細を変更したりといったことができない。 
 
・デザイン、レイアウト 
	プログラムを一から作成してもらう場合は、デザインやレイアウトなどはクライアントの自由に変更ができるが、ASPを使用する場合は、デザインもレイアウトも固定されている場合が多い。 
 
 
13.4 アプリケーションの種類 
 
・オンラインショップ 
	WEB上で商品を販売するためのアプリケーション。買い物かご機能や電子決済機能などが行える。 
 
・グループウェア 
	スケジューラ、WEBメール、会議室予約、共有アドレス帳など、社内イントラネットのサーバにインストールし、各個人が使えるようにするアプリケーション。 
 
・コンテンツマネジメントシステム 
	在庫管理、会員管理、販売管理、人事管理、営業管理などをWEB上で行うことのできるアプリケーション。 
 
・簡易アプリケーション 
	掲示板、メール送信フォーム、アクセスカウンタなどのアプリケーション。 
 
 
13.5 アプリケーションの導入 
 
・アプリケーションのインストール 
	ASPのアプリケーションを使用する場合は、アプリケーションをサーバにインストールしなければならない。ただし、レンタルサーバのアプリケーションを使用する場合は、インストールされている場合がある。 
 
・アプリケーションの設定 
	アプリケーションによっては、色や項目など、ある程度カスタマイズできるものがあるので、これを設定する。 
 
・アプリケーションの費用 
	通常は、一度購入してしまえばそれ以上費用はかからないが、レンタルサーバのアプリケーションなどの場合、月額で費用がかかるものもある。 
	レンタルサーバ業者によっては、無料で提供されているアプリケーションを使用することもできる。 
 
・アプリケーションの運用 
	バグが発生した場合は、プロバイダの責任となるので、速やかに連絡する。 
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