6章 Operating System
6.1 OSとは
・OSの意味
コンピュータの基本ソフトウェア。ユーザがコンピュータを操作するための、基本的なシステムを提供するためのソフトウェア。
・OSの分類
主にUNIX系、Windows系、Macintosh系の3つに分類できる。
6.2 OSの種類
・UNIX系
安定しているので、WEBサーバに適している。
特にLinuxは無料なので、最近はよく使用されている。
Redhut Linux、Turbo Linux、Soralis Sun OS、FreeBSDなど
・Windows系
マイクロソフトが改良を続けてきたOS。ユーザビリティに優れているため、個人が使用するOSとしては最もシェアが高い。
Windows NT4.0、Windows2000 Server、WindowsXP Serverなど
・Macintosh系
アップル社が販売するOS。処理能力に優れているので、画像、音声、映像処理によく利用される。
Mac OS X Serverなど
6.3 動作の違い
・文字コード
通常、UNIXではEUCコードでテキストが作成されるが、WindowsとMacではS-JISコードで作成されるので、開発環境と動作環境が異なるOSの場合、文字化けが発生する場合がある。この場合、どの文字コードを使用するのかを明確にし、HTMLのMETAタグに文字コードを記述し、さらにその文字コードにテキストを変換する必要がある。
・アプリケーション
OSが異なれば、当然使用できるアプリケーションも変わってくる。例えば、PostgreSQLはUNIX版はあるが、Windows版はない。使用できるアプリケーションが決まっている場合、OSも限られてくる。
6.4 OSのインストール
・インストール
OSをインストールするには、CDから行うのが一般的。
・設定
OSをインストールした後は、マシンの設定が必要となる。管理者のIDとパスワードや、ネットワークの設定が主なものとなる。
・工数
OS自体をインストールと設定をするだけであれば、最近はインストーラが分かりやすくなっているので、半日もあれば十分可能な場合が多い。
6.5 運用
・OSの運用
セキュリティホールの修正などのパッチがリリースされた場合は、都度パッチを当てるのが好ましい。
・障害時の対応
何らかの原因でサーバがダウンした場合は、OSを再起動すれば問題はまずない。OSにシステム障害が発生したと思われる場合は、何もできなくなるので、OSごと1から再インストールするなくなる。ただ、ハードウェアの障害による場合もあるので、障害時には原因を究明する必要がある。
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