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1章. サーバについて
2章. レンタルサーバ
3章. 自社サーバ
4章. ドメイン
5章. SSL通信
6章. Operation System
7章. WEBサーバ
8章. プログラム言語
9章. データベース
10章. システムとデザインの関連性
11章. サーバとクライアントのやり取り
12章. サーバシステムで実現可能なこと
13章. Application Service Provider(ASP)
14章. パッケージソフト
15章. システム工数
16章. TelnetとFtp
17章. セキュリティ



3章 自社サーバ

3.1 自社サーバの目的

・カスタマイズ
サーバ構成のカスタマイズはもちろん、WEBサーバを複数台立てたり、ストリーミングサーバを立てたり、ネットワークを自由に構成できる。

・レンタルサーバとの比較
膨大なユーザのアクセス数が見込まれる場合や、多数のユーザにストリーミング配信を行いたい場合は、レンタルサーバでは限界があるため、自社サーバの方がよい。レンタルサーバでも、サーバの台数を増やせば不可能ではないが、費用が逆に高額になってしまう。


3.2 自社サーバの利点

・アクセス数
ユーザのアクセス数が、例えば、1日10万件といった膨大なアクセス数が見込まれる場合、WEBサーバ1台の場合、負担が重くなり、良いパフォーマンスでサービスが提供できなくなってしまうので、WEBサーバを複数台にするなどの対処が必要。

・データベース
膨大な量のデータを扱うことが見込まれる場合、データベースマシンを独立させた方が安全なので、WEBサーバとデータベースサーバを分ける。これは、データベースの容量過度により、WEBサーバのハードディスク圧迫を避けるのと同時に、セキュリティ面も安全にすることができる。

・ストリーミング配信
映像や音声を配信する場合、WEBサーバにファイルを置いてリンクするだけだと、同時アクセスユーザ数は少数に限られてしまうが、ストリーミング配信サーバマシンを別途用意すれば、サーバへの負担も軽減できるし、同時アクセス数も増やすことができる。ただし、Real ServerやWindows Media Server、Flash Communication Serverのライセンスを買う必要があり、同時アクセス可能数によって価格が変わる。


3.3 インフラ

・ネットワーク構成
自社サーバなので、WEBサーバやHUB、ファイアーウォールなどのネットワーク構成は自分で考えなければならない。

・サーバ台数
見込みアクセス数によって、WEBサーバ台数を決める。また、データベースサーバを独立させるか、ファイルサーバを独立させるかなどを考慮する。

・ネットワーク経路
インターネットからファイアーウォールをつなぎ、ファイアーウォールからルータ、HUB、WEBサーバマシンをつなぎ、WEBサーバからデータベースサーバをつなぐなど、ネットワークの経路を考慮する。

・セッション管理
WEBサーバを複数台にした場合、セッションをどう管理するかが問題となる。ロードバランサーによっては、そのままでは同一ユーザアクセス中に、別のWEBサーバに切り替わり、セッションが切れることが発生する。解決策としては、クッキーやデータベースサーバに一時データを保存し、1アクセス毎に確認する方法がある。

・ハウジング
自社でマシンを用意するが、インターネットにつなぐために、マシンをプロバイダ業者に持ち込んで、運用すること。


3.4 セキュリティ

・ファイアーウォール
インターネットからWEBサーバやデータベースを守るために、ファイアーウォールを設置し、第三者の攻撃を遮断する。

・Secure Socket Layer(SSL)
WEBサーバにベリサイン社などのSSLモジュールをインストールする。

・アクセス制限
WEBサーバやデータベースサーバなどにアクセス制限をかける。


3.5 運用

・サーバ管理
サーバは24時間稼動状態にしなければならないので、夜中にサーバがダウンしても対応できる体制が必要。通常は、サーバをデータサンターに置き、そこのサポートを受けるやり方が一般的。自社に置いてある場合は、交代制で管理するのが望ましい。また、サーバアプリケーション機能によっては、障害発生時に、自動で通知するものもある。

・データベース
データベースのハードディスクがクラッシュする可能性を考慮し、定期的なバックアップを行った方がよい。DATやMOなどに手動または自動でバックアップしたり、バックアップサーバに保管する方法がある。

・アプリケーション
リリース後にアプリケーションにバグがあった場合は、通常無償で修正する。しかし、仕様変更や機能追加は、契約形態によって対応が異なる。定期的に変更が発生する場合は、月額固定費用でサポートしたり、変更の都度見積りを提出する場合もある。

・ログの管理
サーバログやアプリケーションログを出力し続けた場合に、ハードディスクが圧迫される恐れがあるので、定期的に自動、または手動による削除が必要となる。



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